評価:☆3.7
新海誠監督の作品は、「君の名は。」より前と後で作風が大きく変わっています。それに伴って、ファン層も「秒速5センチメートル」の頃から新海監督を知る古参層と、「君の名は。」で始めて知った新規層に大きく二分しています。
勝手な印象で申し訳ありませんが、古参層は例外なく拗らせている気がします。
そして僕は古参層だ。
今回は旧・新海誠の最後の作品、「言の葉の庭」についてレビューしていきます。
ちなみに本作は、限り無く狭い世界を圧倒的な風景美で色鮮やかに描いた、
新海誠監督の性癖拗らせ映画だと思っています。
監督 |
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CAST |
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脚本 |
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原作 |
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公開日 |
2013年5月31日 |
上映時間 |
46分 |
製作国 |
日本 |
7.4 |
〝
〟よりも昔、
〝
〟のものがたり
続きを読む靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。
(公式サイトより引用)