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【映画】言の葉の庭/圧倒的な映像美で描かれる孤悲の物語

評価:☆3.7

新海誠監督の作品は、「君の名は。」より前と後で作風が大きく変わっています。それに伴って、ファン層も「秒速5センチメートル」の頃から新海監督を知る古参層と、「君の名は。」で始めて知った新規層に大きく二分しています。

勝手な印象で申し訳ありませんが、古参層は例外なく拗らせている気がします。


そして僕は古参層だ。


今回は旧・新海誠の最後の作品、「言の葉の庭」についてレビューしていきます。

ちなみに本作は、限り無く狭い世界を圧倒的な風景美で色鮮やかに描いた、

新海誠監督の性癖拗らせ映画だと思っています。




監督


新海誠


CAST


入野自由
花澤香菜


脚本


新海誠


原作


新海誠


公開日


2013年5月31日


上映時間


46分


製作国


日本


IMDb


7.4

www.youtube.com


あい)
〟よりも昔、
孤悲こい
〟のものがたり

靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。
(公式サイトより引用)

本編

こういうことを、2ヶ月前高校に入るまで、俺は知らなかった

制服を濡らす他人の傘
誰かのスーツに染み付いたナフタリンの匂い

背中に押し付けられる太陽
顔を吹き付けるエアコンの不快な風

新宿~新宿~

子供の頃――

空はもっと――ずっと近かった

だから、空のにおいを連れてきてくれる雨は好きだ

雨の朝はよく、地下鉄には乗り換えずに、改札を出る

チョコレートとビールって……
でもこの人……どこかで……

孝雄「あっ」

「どうぞ」
孝雄「あ、すいません……」

孝雄「あの……」
「?」
孝雄「どこかで……お会いしましたっけ?」
「いいえ?」
孝雄「あ、すいません。人違いです」

「あ……」

「あってるかも」
孝雄「え?」

雷神なるかみ)
の 少しとよ)
みて さし曇り」

女性「雨もふらぬか 君を留めむ」

気象庁は今朝、例年より5日早く、九州・中国・四国地方の梅雨入りを発表しました。活発な梅雨前線の影響で――

兄「ただいま」
孝雄「おかえり」
兄「コロッケ買ってきたぜ」
孝雄「ありがと。メシすぐだから」
兄「サンキュ」

兄「おふくろは?」
孝雄「家出」
兄「ラッキー。コロッケ山分けだな」

孝雄「『探さないでください』って手紙にあったけど……本当にいいのかな」

兄「ほっとけよ。どうせ彼氏と喧嘩して帰って来るだろ」

兄「部屋決めてきた。来月、出て行くから」
孝雄「一人暮らし?」
兄「彼女と住む」
孝雄「それが家出の原因なんじゃないの、母さんの。昨日話したの?」
兄「ああ、いい加減子離れして欲しいぜ。自分も一回りも下の男と付き合ってるくせに」

母「いいわよ! じゃああたしも彼氏と住むもん!」

孝雄「あの人、若く見えるからね」
兄「苦労してないから若いんだよ。その分、お前が老けていくなあ」

孝雄「ご馳走様。俺が老けないように、洗い物よろしく」

兄「部屋が広くなって嬉しいだろ」
孝雄「まあね」
兄「引っ越し手伝えよ」
孝雄「うん。ああ兄貴、これ分かる?」

兄「なに? 俳句?」
孝雄「短歌だよ」
兄「知るわけないだろ。こういうのはおふくろが帰ったら聞けよ」

晴れた朝は、ちゃんと地下鉄に乗り換えて、ここに来る

でも、こんなことをしている場合じゃないって……思う

孝雄「雨だ……!」

「あ……」

「こんにちは」
孝雄「……どうも」

「ねえ」
孝雄「えっ?」
「学校はお休み?」

孝雄「……会社は」

孝雄「休みですか?」

「……またサボっちゃった」

孝雄「で、朝から公園でビールを飲んでる」
「ふふっ」
孝雄「酒だけって……あんまり身体に良くないですよ。何か食べないと」

「高校生が詳しいのね」
孝雄「ああ、俺じゃなくて、母が飲む人だから」
「あるよ? おつまみ」

「食べる?」

「今やばい女だって思ったでしょ?」
孝雄「いや……」
「いいの。どうせ人間なんて、みんなどっかちょっとずつおかしいんだから」

孝雄「……そうかな」

「そうよ」

孝雄「じゃあ、そろそろ行きます」
「これから学校?」
孝雄「さすがに、サボるのは雨の午前中だけにしようって決めてるんです」
「ふぅん」

「じゃあ、また会うかもね」

「もしかしたら……雨が降ったら」

その日が、関東の梅雨入りだった。

「……靴職人?」
孝雄「現実味が無いことは分かってるけど、ただ、靴の形を考えたり作ったりすることが好きなんです」

孝雄「もちろんまだ……全然下手くそだけど。当たり前……ですけど」

それでも、できることならそれを仕事にしたい
そう、誰かに言ったのは初めてで

「お前何時だと思ってんだよ」

伊藤「呼び出された理由は分かったんだろうな?」

孝雄「あ、ちょっと兄貴!」

夜、眠る前――

朝、目を開く瞬間――

気付けば、雨を祈っている

晴れの日には、自分がひどく子供じみた場所にいるような気がして、

ただ、焦る

仕事とか社会とか、あの人が普段いるのであろう世界は、

俺にはとても遠い

まるで、世界の秘密そのものみたいに、

彼女は見える

はっきりと分かっていることは二つだけ

あの人にとって、15の俺はきっと、ただのガキだということ

そして――

靴を作ることだけが、俺を違う場所に連れて行ってくれるはずだということ

孝雄「おはようございます。今日は来ないかと思ったけど。よくクビになりませんよね、仕事」

「……すごい。靴のデザイン?」

孝雄「あっ、ちょっと!」

「だめ?」
孝雄「人に見せるもんじゃないから」
「そうかな?」
孝雄「そうです。ほら、あっち座ってください」
「うふふ」

孝雄「俺、朝飯食べますけど、一緒にどうです?」
「ありがとう。でも私、今日は自分の分持ってきたの」

孝雄「え、自分で作って?」
「なによ、時々作るのよ」
孝雄「へぇ、じゃあ……」

孝雄「おかず交換しましょう」

「えっ!」

「ちょっ、私あんまり……」

孝雄「……ん?」

カリッ
孝雄「んんっ!?」

「自信ないから……料理」

「自業自得よ」

孝雄「……っふふふ、意外に不器用なんですね」
「……なによ」
孝雄「ごめんなさい。でも、うん、これはこれで美味いですよ。歯ごたえもあるし」
「馬鹿にしてるでしょ」
孝雄「もう一つ貰ってもいいですか?」

兄「早く来いよ」
孝雄「待ってよお兄ちゃん」
母「タカオ、気を付けて」

三人「お誕生日おめでとう、お母さん」
母「ありがとう」

母「三人で何選んでくれたのかなー?」

「ねぇ、わたし……まだ大丈夫なのかな……」

「……それでね、ちゃんと味がするの。その人のお弁当」
「良くなってきたんだな。味覚障害

「そんなに大袈裟なものでもないけど」

「でもね、ちょっと前までは本当にチョコレートとアルコールくらいしか味がしなかったから」
「やっぱり、思い切って仕事辞めることにして良かったじゃないか」
「……そうかもね。今思えば――」

この人は、いかにも優しそうに話す。まるで壊れ物に触れるみたいに

でも、息をするのも辛かったあの頃――

あなたは周りの声ばかり聞いていて、私を信じてはくれなかった

「じゃあ、退職手続きは休み明けに。上には俺から伝えとくよ」
「うん。別れた後まで面倒かけてごめんね」
「良かったな、本当に」
「え?」

「そのお婆ちゃんに会えてさ。……誰って、ほら、公園の……その弁当持ってきてくれるっていう人。お互いいい気晴らしだろ。……うん、ゆっくり休めよ」

あれ以来、

私……

「……嘘ばっかりだ」

「雨だ……!」

「あっ……」

「ねえ、これ……お礼」
孝雄「お礼?」

「結局、君のお弁当ばっかりいただいちゃってるから。欲しいって言ってたでしょう?」

孝雄「こんなに高い本……!」

孝雄「ありがとうございます!」

「どういたしまして」

孝雄「あの……俺……」

孝雄「今、ちょうど靴を一足作ってるんですけど」
「すごいね。自分の靴?」

孝雄「誰のかは決めてないけど……女性の……靴です」

「あっ……」

孝雄「でも、どうも上手くいかなくて……それで……」

「私ね……」

「上手く歩けなくなっちゃったの……いつの間にか」
孝雄「それって……仕事のこと?」
「ううん、いろいろ」

この人のことを、まだ何も知らない。仕事も歳も、抱えた悩みも。名前さえも

それなのに、どうしようもなく、惹かれていく

例年より十日早く、本日、関東甲信の梅雨明け宣言が出されました。都心の現在の気温は――

まるで誰かがスイッチを切り替えたみたいに、晴れの日ばかりが続くようになった。あの子が授業をサボる口実が減ってよかった、なんて、今更みたいに考えたりはするけど

でも本当は、梅雨は――

「明けて欲しくなかった」

「広い公園だね」
「新宿とは思えないなあ」

「あ、すいません」
「いいえ」

晴れの日のここは、知らない場所みたい

兄の彼女「お疲れ様。ね、タカオ君も一緒に食事行かない?」
孝雄「すいません、今日バイトなんです」
兄の彼女「え、これから?」
孝雄「お邪魔しちゃ悪いし」
兄の彼女「逆よ。私これからずっとあの人と二人なんだから、今日くらい」
兄「おい、聞こえてるぞ」

孝雄「それじゃあ、また」

兄の彼女「かわいい子だよね」
兄「気付いた? あいつの靴、あれ、手作りだぜ」

兄の彼女「え、嘘!」
兄「不格好なモカシンだけどな」
兄の彼女「将来楽しみじゃない。私の靴も作ってくれないかな」
兄「どうかな。十代の目標なんて――」

兄が家を出て、雨が降らない日ばかりが続き、あの場所に行く口実ができないまま――

夏休みが来た

「あっ……」

夏休みには、ほとんど毎日、バイトを入れた

専門に行くための学費を、少しでも貯めておきたかったし、

道具にも革にも、金はかかる

あの人に会いたいと思うけれど、その気持ちを抱え込んでいるままでは、きっといつまでも、

ガキのままだ

だから何よりも俺は、

あの人がたくさん歩きたくなるような靴を作ろうと……

そう決めた

「明日天気になあれ」

27歳の私は、15歳の頃の私より、少しも賢くない

私ばっかり、ずっと同じ場所にいる

佐藤「秋月くん!」
孝雄「よう、久しぶり。お前たち焼けたなあ」
佐藤「えへ、結構海に行ったからね」
松本「お前は相変わらず白いな。夏休みどうしてた?」
孝雄「ずっとバイト」
佐藤「ずっと!?」

松本「さみしい高校生活だなあ。学校バイト家事、学校バイト家事」
孝雄「適当にサボってるよ」

佐藤「そういえばよく遅刻してたよね、秋月くん」
松本「そ、こいつ雨の一限は来ない」
孝雄「雨の朝は地下鉄に乗れなくなる病なんだ」
松本「ふざけんなよ」

孝雄「……え?」

「あっ……」

佐藤「雪野先生?」

佐藤「先生!」

「佐藤さん……」
佐藤「先生……」
伊藤「佐藤、後にしてくれ。ほら、お前たちも」

「ごめんね、みんな。5限の後まではいるから、良かったら後で……」

松本「雪野ちゃん、学校に来たんだな……」

松本「雪野ちゃんが学校を辞めるって話、知らない?」
孝雄「……知らない。誰かも、知らない」

松本「お前のクラスの古典、竹原じいだったか。雪野ちゃん、三年の女子達と、ずっと揉めてたらしいぞ」

佐藤「っていうか、雪野先生は全然悪くないのよ?」

佐藤「誰かの彼氏が雪野先生に惚れちゃったとかでさ。逆恨みしてクラス全員で散々先生に嫌がらせして。親にまで出鱈目な噂バラまいて。学校に来れなくなるまで追い込んで」

松本「雪野ちゃん、優し過ぎるんだよ。あそこまでされたら、いっそ警察に届け出りゃ良かったんだ」

佐藤「私たち伊藤先生とかに何度もそう言ったのよ!?」

佐藤「でも結局、学校だって大事にしたくないから……」

孝雄「その先輩たち、名前、分かる?」

「で、そいつが下手くそでさ」
「ひでぇなお前」
「ていうか、祥子変わり身早いよね」
「ん?」

「なんだ一年」
孝雄「相澤先輩って……」
「告白かあ?」
「……誰、あんた」

孝雄「雪野先生、辞めるそうですね」
「はあ?」

「関係ないんだけど。あんな淫乱ババア」

「なにすんだコイツ!」

「なんだお前!」

「お前なんなの。あのババアに惚れてんの?」
「キモくない? 雪野歳いくつか知ってんの?」
「可哀想に。騙されちゃったんじゃない?」

「でも今度は振り向いてもらえるかもなあ。もう雪野、教師じゃねーんだから」
「言えてる。じゃあ感謝して欲しいね」

雨を、待っている

「あ……」

孝雄「雷神なるかみ)
の……」

孝雄「少しとよ)
みて 降らずとも われ)
とま)
らむ いも)
とど)
めば」

「……そう」

「それが正解。私が最初に君に言った歌の返し歌」
孝雄「雨が降ったら……」

孝雄「君はここに留まってくれるだろうか。そういう歌に対して」

孝雄「雨なんか降らなくても、ここにいるよって答えてる。万葉集。教科書に載ってました。雪野……先生……」

雪野「ごめんなさい。古典の教師だって気付いて貰えるかなと思ったんだけどな。それに私、学校中の人に知られちゃってると思ってたから。でも君は、違う世界ばっかり見てたのね。……ねぇ、その顔どうしたの?」
孝雄「先生の真似してビールを飲んで、酔っぱらって山手線のホームから落ちました」

雪野「嘘っ……」

孝雄「嘘です。喧嘩くらいします」

雪野「私たち、泳いで川を渡ってきたみたいね」

今まで生きてきて――

今が――

今が一番――

幸せかもしれない――

孝雄「雪野さん」

雪野「ん?」

孝雄「俺、雪野さんが好きなんだと思う」

雪野「雪野『さん』じゃなくて……『先生』でしょ?」

雪野「先生は来週引っ越すの。四国の実家に帰るの。ずっと前から決めてたの」

雪野「私はね……」

雪野「あの場所で、ひとりで歩けるようになる練習をしてたの」

雪野「靴が無くても」

孝雄「だから……」

雪野「だから、今までありがとう、秋月君」

孝雄「あの、この服……ありがとう御座いました。着替えます」

雪野「まだ乾いて……」

孝雄「あの俺……帰ります。色々ありがとう御座いました」

これ、自分の弁当なんですけど、多めに作っちゃったから……良かったら……

誰のかは決めてないけど……女性の靴です。

先生の真似をしてビールを飲んで、酔っぱらって山手線のホームから落ちました。

雷神の 少し響みて 降らずとも

吾は留らむ 妹し留めば

雪野「あの……」
孝雄「雪野さん」

孝雄「さっきのは忘れてください。俺、やっぱりあなたのこと、嫌いです」

孝雄「最初からあなたは、なんだか……嫌な人でした」

孝雄「朝っぱらからビール飲んで、わけのわからない短歌なんかふっ掛けてきて」

孝雄「自分のことは何も話さないくせに、人の話ばっか聞き出して。俺のこと生徒だって知ってたんですよね? 汚いですよそんなのって」

孝雄「アンタが教師だって知ってたら、俺は靴のことなんて喋らなかった。どうせできっこない、叶いっこないって思われるから!」

孝雄「どうしてアンタはそう言わなかったんですか? 子供の言うことだって、適当に付き合えばいいって思ってた?」

孝雄「俺が何かに、誰かに憧れったって、そんなの届きっこない、叶うわけないって! アンタは最初から分かってたんだ!」

孝雄「だったらちゃんと言ってくれよ! 邪魔だって、ガキは学校に行けって、俺のこと嫌いだって!」

孝雄「アンタは!」

孝雄「アンタは一生ずっとそうやって、」

孝雄「大事なことは絶対に言わないで、」

孝雄「自分は関係無いって顔して、」

孝雄「ずっとひとりで!」

孝雄「生きてくんだ!」

雪野「毎朝……毎朝ちゃんとスーツ着て、学校に行こうとしてたの。でも怖くて。どうしても行けなくて」

雪野「あの場所で、私……」

雪野「あなたに……救われてたの……」

夏が終わり――

やがて、冬服の季節が来て

期末試験では案の定ひどい点を取り、

高価な皮を何枚も無駄にし、

冬休みにはまたバイトをして、

外出の服が一枚ずつ厚くなる度に、

あの人はどうしているだろうかと――想う

歩く練習をしていたのは、きっと俺も同じだと、今は思う

いつかもっと

もっと遠くまで歩けるようになったら

会いに行こう


感想

まず映像が綺麗過ぎる。

これぞ新海映画の真骨頂と言うべきでしょうか。
映像美のゴリ押し。
日本のアニメーション映画の中では頭一つ抜けていると思います。

特に新海監督は、"狭い世界"をとことん深く描く天才だと感じています。今作で例えるなら、出てくる場所は「新宿御苑」、「地下鉄」、「学校」の主に3つしかありません。にも関わらず、同じ景色を季節、天気、時間帯で描き分けていて決して飽きさせない。綺麗な風景が矢継ぎ早に映し出されて、それだけで観る価値があると言えます。

そしてストーリーも、大人びているけど子供の孝雄と、大人だけど子供の雪野の二人の視点を中心に、狭い世界が丁寧に描かれています。

孝雄は、子供である自分にコンプレックスを抱き、大人の雪野を「手が届かない遠い存在」と感じています。そして、大人に近づくために一生懸命靴を作ろうとします。

しかし、雪野は孝雄の前では背伸びしているだけで、実は年下の孝雄に依存しています。孝雄と出会ってから、ビールが一時的にコーヒーに変わる描写がありますが、梅雨が明けて孝雄と会えない日が続いて、再びビールに戻っています。この描写からも、雪野が非常に脆い精神状態で日々を過ごしているかが分かります。

てか、雪野先生は悪女過ぎるよな?笑

男子高校生を誘惑するんじゃありません。
脚のサイズ測るシーンなんて実質性行為やろあんなん!笑

なんにせよ、非常に良い映画です。君の名は。以降の作品しか観たこと無い人は、是非とも旧・新海作品を観てみては如何でしょうか。きっと新しい性癖に目覚めるはずです。